2016-11-16

愛知県豊田市で親子向けワークショップ&セミナー開催

ぐ〜っと寒くなってきましたね。焼き芋とか美味しい季節ですね!
こないだは我が家の子どもたちと公園でドングリ集めや
カラフル落ち葉集めゲームを楽しんできました。
帽子をかぶったドングリはラッキーとか、盛り上がりましたよ。
(あぁ、なんて安上がり!笑)

さて、先週末は相模原市中央区の星が丘公民館でセミナーをやってきましたが、
今月はもう一つ、愛知県で初めて「トパのオトノバ」を開催します。
すでに40組以上のお申込みをいただいております!ありがたや〜。


小さな子どもと親のためのワークショップ
『トパのオトノバ』と
セミナー「親も子も
幸せになるプレイフルな子育て」で
今日からもっと笑顔がいっぱいの家族になる!

20161119flyerとよたまちさとミライ塾2016
【トパのオトノバ in豊田〜音で読む絵本】
http://bit.ly/2bXTyFs

幼児期はからだや脳、心の発達で「最も大事な時期」と
理解してはいても、いろいろ情報がありすぎて、
何をしたらいいのだろうと、迷うママが多いと思います。

◎こんな想いはありませんか?
・子どもと一緒に楽しんで何かをしたい
・遊びがマンネリ化しがち・・
・大事な時期といわれる0歳から3歳までの間に何かをさせたい
・子どもの可能性を広げたい

・つい、他の子と比較をして、あれこれ言ってしまう
・いいところをほめたいのに、できてないところへ目が向いてしまう
・もっと優しく子供と向き合いたい
・もっと子供と心を通じ合わせたい
・自分で考える力、意欲のある子に育てたいけど、何をしたらいいのか・・
・子どもの力を最高に発揮させて、豊かな人生を送らせたい。自分もそうありたい

1つでも当てはまった方は、
このワークショップ&セミナーがその解決をお手伝いできます。

◎こんな方にもオススメです。
・「早く、正確に」という早期教育とは違う、創造性を伸ばすような活動を探していた
・この子、自由すぎて普通の習い事では合わないみたい・・
・オランダの教育や子育て事情など、最新情報も知りたい
・自分もストレッチしたりストレスを発散、スッキリしたい!
・うちの子は天才かも?!と思う時がある。

今回はミニセミナー「子どもも親も心から幸せになる
プレイフルなオランダ式子育て」とのセット企画。
セミナーではワークショップの一回の体験だけでは見えてこない、
狙いやコツもしっかり解説します!

キーワードの「プレイフルPlayful」とは
喜びであり、遊ぶような態度のこと。
このプレイフルを基本にこどもと暮らし、育てていると、
子ども自身も親も笑顔になります。

このセミナー&ワークショップに参加することで
1.家庭や日常生活をもっと楽しむ遊び方が分かります。
2.才能を見つけるためのポイントが分かります。
3.集中力をつける、発想力を引き出すコツがわかります。
4.お子さんの褒め方、個性の伸ばし方が分かります。
5.子育てを心から楽しんで、家族に笑顔が増えるようになります。
6.お子さんもママの人生も豊かなものになります!

オランダ居住経験とアーティスト・教育者・2児の父という視点を生かし
橋本知久が展開している親子のためのワークショップ
『トパのオトノバ』が愛知県でこの秋、初開催です!
うたと手遊び、リズムあそび、鑑賞コーナー、絵本ミュージカル、
音あて、ストレッチなど乳幼児の親子が楽しく過ごせる場。

詳しくはこちらから⇒http://bit.ly/2bXTyFs

◎講師のTOPAこと
橋本知久よりメッセージ

“心温まる音と遊びの世界を子どもたちに届けたい。“
“子育て中のママたちがほっとして、さらに気持ちが明るくなる場をつくりたい。”

自分自身が子どもを持つ親になって、
この二つの思いから始めたのが「トパのオトノバ」です。

子どもは遊びの中から生きる力を自ら伸ばしていく
もちろん幼児と参加できるコンサート自体も少ないので、
それだけでもやる意味があるんですが、
幼児期の発達について勉強していくと、
知識を教えたり、
技術を訓練するような、
いわゆる正解のある習い事だけではなくて、
やっぱり自由な遊びの中から個性が育つような環境が大切
だと思うようになりました。

そこで、ただ見て楽しむ受身の「ショー」でもなく、
子どもだけに向けたリトミックやダンスの「レッスン」でもないような、
音と遊びを中心とした学びと創造の場をつくることを目指しました。

音楽や動きを通して、親子のコミュニケーションを高める、
乳幼児の親子が楽しく過ごせる場です。
大人気コーナー、絵本の世界を五感で感じる「歌う絵本ミュージカル」。
うたと手遊び、リズムあそび、鑑賞コーナー、音あて、ストレッチなど。
スキンシップや一緒に声を出したり動いて、ママにもしっかり遊んでもらいます!

感受性や身体能力が最も伸びる大切な時期だからこそ、
知って、体験して、お家にも持ち帰ってもらいたい。

「からだ・あたま・こころ」をいっぱい使って
音楽の力を借りて心をほぐし、みんなで笑顔を育て、つながる場。
30年以上世界各地で学んできた音楽やダンス、演劇などの
専門知識と技術を
2児の子育て実践中の父親としての経験、
幼稚園や保育園で指導にあたっている現場感覚
などを活かし
ながらお届けします。

いつも決まったプログラム通りに進めるのではなく、
多様なコンテンツの中から年齢やその日の反応などを見て、
現場で臨機応変に流れを組み替えながら進めるので、
気分が変わりやすい小さな子どもたちにもフレンドリーです。

毎日子育てでお疲れのママのための呼吸法やストレッチも織り交ぜ、
乳幼児の親子が最高の笑顔になってもらえるような内容を
ぎゅぎゅっと詰め込みました。
関東で300人以上の親子が体験し、リピーターも続出した自信のプログラムです。
【11/19ワークショップ&セミナーのお申込みはこちらから!】

セミナー受講者の声

Tさん Sちゃん(2歳)、Hくん(0歳7ヶ月)
音あそび、子どもも興味をもったようで、楽しくてよかったです。

Iさん Aちゃん
楽器、絵本ともに子どもが興味津々だった。子供と過ごす時間が
もっと楽しくなるような素敵なセミナーでした。
印象に残っていること:8つの能力の話、自分を
伸ばしてくれてありがとう、どうすごいか伝えてあげる。

Kさん
1つの絵本でも読み方を変えればバリエーションが増え、
大人も子どももたのしめるんだなぁと思いました。
起こることはすべてラッキーと思えば少し気持ちが楽になる。
イライラしない。


特典!!
さらに今回は、地元豊田産の木のおもちゃのお土産付き◎
温かみのある素材でつくられたモノってやっぱりいいですよね〜。

【11/19ワークショップ&セミナーのお申込みはこちらから!】


もし今回は予定が合わないとか、
「遠方だから参加できないけど興味ある!」という方は
ぜひメルマガに登録してください。

子育て情報、トパの幼児向けイベントなどを不定期でお送りします。
 *メルマガのご登録はこちらから
 ⇒ http://bit.ly/1Wbt1X4

2016-11-07

遊びで上達!鍵盤ハーモニカの指導法〜ムカデゲーム

ゲスト講師を務める町田市の幼稚園では
鍵盤ハーモニカの指導も担当しているのですが、
5歳さんでもピアノを習っている子もいたり、
すでに個人差が結構あって、
苦手な子たちはどうも気が進まない様子。

そこで、練習とも思わずに
楽しく上達できるような指導法、
ムカデゲームを考えました。


動画にまとめてみました。
幼児〜小学生の初心者向けです。
幼稚園や保育園、小学1・2年生の先生たちに
見ていただきたい内容です。




ムカデ歩き自体は僕の大人向けリズムワークショップでも使ったりする
”下半身とリズム感をつなげるツール”でもあるんですが、今回はそれと鍵盤をつなげてみました。
リコーダーでは運指はほぼ固定されますが、
鍵ハモの場合は指づかいを決めてもらうというのも上達のコツです。
指使いについては別の記事でも書いていますので、

良かったら合わせて読んでみて下さい。

2016-08-25

生のものと火を通したもの|稽古場レポート5creation report 5

演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
《稽古場レポート5》




久しぶりに集まった関東チームの3人。
この日はSkypeを使って愛知から参加のピアニスト、
寺本みなみさんともちょっとだけ参加。

今日の稽古はそれぞれのキャラクターを深める時間に。
午前中の連想する言葉を出していくスタディから、
午後の役になったつもりで話す
「インプロ」へ。
彫刻だったら木や石と対話しながら
その中にある形を掘り出していくけど、そんな感じ。

インプロは普段やらないので最初は戸惑ったけど、
人物像やセリフをみんなで見つけていくのは、
個人作業ではなかなか行けないところまで、
短時間で跳躍できたような感じがしました。

僕は作曲、松縄さんは美術、外山さんは演劇が
原点にあって、そこから身体表現へと広がっていった3人。
このメンバーがダンスという表現に集っていることが、
とても意味のある必然的に感じます。

踊りも音楽も全然やらなかったけど、
作品の下地を耕して、土作りを3人でやったような日でした。


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愛知県立芸術大学創立50周年記念展示「芸術は森からはじまる」関連企画
サウンド・イベント森羅<SHINRA> 第6日「パフォーマンス」
せきみつほ、高山葉子、橋本知久の3名の作家が
学内の各所で繰広げる、身体表現を主体とした作品の上演。
http://botadc.main.jp/shinra/

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演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』

日時 2016年9月18日(日)17:00 開演(16:50 開場)
会場 愛知県立芸術大学 講義棟 3階 第1講義室
《入場無料》

【作・演出】橋本知久
【共同演出】外山晴菜

出演:橋本知久、松縄春香、寺本みなみ

舞台監督:堀江善弘(afterimage / exit)

https://www.facebook.com/events/645964215571973/

2016-08-22

生のものと火を通したもの|稽古場レポート4 creation report 4

演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
《稽古場レポート4》

どうにもこのチームでの稽古日は雨になるらしい、というか今日は・・


町田で外山晴菜さんと僕の二人での作業だったんだけど、
朝から台風接近で暴風雨!!
予定通り集まったものの、
稽古場に辿り着く前に、
頭から足までずぶ濡れになってしまいました。

***

2014年にWINDS CAFE『音の食卓』で「生のもの」という
題をつけて上演したものを今回大幅に改定して再演することにしたのだけど、
客観的な視点が欲しかったので外山さんに共同演出をお願いしました。
現時点でも、本当に頼んで正解だったなと感謝しています。

抽象的な作品でも、コンセプチュアルなものでも、
玄人ウケする作品でもなくて、もっと自分自身の生きていること、
暮らすこととつながるような創作の形を模索していて、
311から3年経った2014年に、やっとその原点のようなアプローチを
外に出すことができました。

今回はさらに見せることを意識して、
研究者ナオトと音楽家キエコという夫婦、
ジャーナリストのナオミという登場人物を設定して、
台本を作り直すところから作業をはじめました。

2011年のオペラ『胡蝶の夢Butterfly Dream』でも自分で台本から作りましたが、
その時は能の「土蜘蛛」という原作があったので、
今回はぜんぜん違った難しさがあります。でも、それが面白いんですけど。


まずはピアノや小物の楽器を使ってシーン2の音楽を録音。
そこから全体構成の練り直し。
今回は久しぶりにセリフありの台本も書いていて、
僕は語って踊って、鍵ハモも演奏します。
「ナオト」という役を設定してはいますが、
311以降に自分が体験したことをベースにしているドキュメンタリー的な作品。
スピーチのようなモノローグ部分もあるんだけど、
実際に経験していることだから語ろうと思えばいくらでも話せてしまいます。

だから「届けたいメッセージをなるべくシンプルに」。
実際に読んだり、動きにしたり、音を入れて試したりしながら、
言葉を削ったり、並べ替えたりという台本上の修正作業も繰り返しています。

そして会場も劇場ではなく、講義室での上演です。
幕も照明もないし、予算もないので美術もほぼ無し。
シンプルな環境の中で、自分自身の体験を舞台化する。
さらけ出すような覚悟で臨んでいます。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです。


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愛知県立芸術大学創立50周年記念展示「芸術は森からはじまる」関連企画
サウンド・イベント森羅<SHINRA> 第6日「パフォーマンス」
せきみつほ、高山葉子、橋本知久の3名の作家が
学内の各所で繰広げる、身体表現を主体とした作品の上演。
http://botadc.main.jp/shinra/

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演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』

日時 2016年9月18日(日)17:00 開演(16:50 開場)
会場 愛知県立芸術大学 講義棟 3階 第1講義室
《入場無料》

【作・演出】橋本知久
【共同演出】外山晴菜

出演:橋本知久、松縄春香、寺本みなみ


舞台監督:堀江善弘(afterimage / exit)

https://www.facebook.com/events/645964215571973/

2016-08-13

生のものと火を通したもの|稽古場レポート3 creation report3

演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
《稽古場レポート3》


稽古後にみんなで韓国料理を食べながらいろんな話。

なわちゃん(松縄さん)に
「フェイスブックに書いていた黒燿石を磨いているのは何で?」って聞いたら、
新宿で夜中に聞いた太鼓の音から茅野市の御柱祭につながって、
鹿の皮、黒燿石を探しに行って見つけたことまで着地する、
びっくりストーリーが聞けてしまった。なわちゃん、オモロイ。

9月18日(土)に上演する『生のものと火を通したもの』に
松縄春香さんに出演者として参加してもらうことが決まった。
最近では小池博史さんの演出の『マハーバーラタ』などで演出助手を
しているパフォーマー。今回が初めての共演となる。

僕と外山さんに松縄さんが加わって、三人での稽古。
外山さんリードでのアップ。
前回はしりとりしながら動いてみたが、今回は古今東西。
花、国、魚などテーマを変えつつ、単語をつぶやきながら動いてみる。
お互いの動きを真似るゲームを、主従関係を変えながら続ける。
そんな感じで、お互いのこれまでの経験や発想をダンスを通して知っていく。
会話するように。

後半は僕がリードして、呼吸とからだのワーク。
死ぬまでずっと続けている呼吸だけど、
日常では意識していることって少ないと思う。
「呼吸」という言葉は吐くと吸うを意味しているけど、
その間に「止める」という中間の領域を意識的に持つことができる。

呼吸といえば肺。肺には筋肉はついてなくて、
肺自体を動かそうとしてもそれは無理。
周りの筋肉や骨格で空間の大きさが変わることで、
肺が縮んだり膨らんだりして空気が出入りしている。

この日の呼吸ワークのポイントは息を止めている時の状態を観察すること。
「止める」のではなくて、
体のいろいろな場所の弛緩のバランスがある状態に保たれる結果、
「止まった状態になる」という発想を持ってみること。

食べたり呼吸したり、INとOUTの間は
外には見えてこないが、消化吸収のフェーズとして、
確かにからだは動き続けている。

そんな視点を持って、
「吸う、止める(止まる)、吐く」の反復を
呼吸と動きの関係へと深めて、探っていった。

帰り道。雨に濡れたアスファルトに街灯が反射してキラキラと光る。
さっき話した「黒燿石」がふと浮かぶ。

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演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』

日時 2016年9月18日(日)17:00 開演(16:50 開場)
会場 愛知県立芸術大学 講義棟 3階 第1講義室
《入場無料》

【作・演出】橋本知久
【共同演出】外山晴菜

出演:橋本知久、松縄春香、寺本みなみ

舞台監督:堀江善弘(afterimage / exit)

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「芸術は森からはじまる」愛知県立芸術大学創立50 周年記念展示
サウンド・イベント森羅 第6日「パフォーマンス」
2016年9月18日(日)
3名の作家が学内の各所で繰広げる、身体表現を主体とした作品上演

◎せきみつほ 『3つのマサパージェ』(約10分)
12:30- 食堂前付近 / 15:00- 美術棟付近 / 17:50- 講義棟下・バス停側

◎高山葉子 鍵盤楽器奏者のための幻灯的舞台作品〈ソナチネ〉ver.SHINRA
開場15:45 開演16:00 (上演時間約30分)
会場:新音楽棟・大演奏室A

◎橋本知久 演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
開場16:45 開演17:00 (上演時間約30分)
会場:講義棟3階・第一講義室

http://botadc.main.jp/shinra/

2016-07-29

生のものと火を通したもの|稽古場レポート2creation report2

演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
《稽古場レポート2》



稽古の帰り道でたまたま見つけたお店、うみねこ博物堂に並ぶ、見たこともない名前も聞いたことのないモノたち。例えば昆虫、例えば植物。例えば鉱物。自然が作り出す造形や色彩。ヘンテコで個性的で、ずっと眺めていたくなる。ひとつひとつの存在がメッセージを放っているとしたら、なんだかワクワクしませんか?

この日の稽古は動きの素材出しを中心に。しりとりしながら即興で動いてみるワークに始まり、思いつくまま言葉や形や動きを連ねていくエスキース。外山さんのガイドは、集中し過ぎて思考もからだも重たくなりがちな自分に軽やかさを吹き込んでくれる。

前回話した呼吸の話から広がった、「海の中で鼻から出た気泡」をイメージしながら、からだの内と外のエネルギーを意識しながら動く。自分のからだからちぎれて生まれ出たような、自分と環境の中間的なその泡を意識する感覚。新鮮だった。

言葉と思考による構成表が設計図ならば、意識・呼吸・からだと対話しながら即興的に動いた一連の流れは、手で触りながら形をさぐる粘土。両方を往復しながら、最終的なパフォーマンスに仕上げていきたい。 

◎うみねこ博物堂 自然科学と古物の店
http://hakubutsudo.com/



◎演劇的ダンス『生のものと火を通したもの』
2016年9月18日(日)17時開演
愛知県立芸術大学 講義棟 3階 第1講義室
入場無料

せきみつほ、高山葉子、橋本知久の3名の作家が
学内の各所で繰広げる、身体表現を主体とした作品たち。
サウンド・イベント森羅<SHINRA> 第6日「パフォーマンス」で上演。
愛知県立芸術大学創立50 周年記念展示「芸術は森からはじまる」関連企画
http://aigei50th.aichi-fam-u.ac.jp/?event=event-53

2016-07-09

期日前投票に行ってきました!(参院選2016年7月)

《期日前投票に行ってきました!》
小学校の卒業文集に「平和に暮らす」と書いた僕ですが、
その意味するところはなかなか大変なことかもしれない・・
と思う、今日この頃です。

「オリンピックに向けて20万件の文化プログラムを」という構想もあるようですが、
アートとか表現に向かう以前の問題がわんさか。

特にこの数年の政治の動きを見ていると、
ほんとに暮らすことがツラくなる政策ばかりに感じます。
そればかりか憲法改正に向けたいろいろな動きを見ていると、
軍事ビジネスを中心にした国にしたいという思惑があるように感じて、
僕にはどうしても賛同できません。



※【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!

三宅洋平さんの選挙フェスは素晴らしいし応援しています。
※ひょっとしてまだ見てない方がいたら、彼の「自分らしくあれる政見放送」
ぜひ一度見てみてくださいね。型破り。

まだ迷っているというあなたには、こちらのサイトをオススメ。

※改憲に必要な3分の2議席の鍵を握る候補者17人!SEALDsPOST

SEALDsのこのサイトによると・・
(*僕の知り合いの多い3つの地域を引用*)

《東京都》 


最後の6議席目を争うギリギリな状況です。小川さんを推して、蓮舫さん・山添さんと3人で改憲阻止勢力を作ることが、⅔議席阻止への重要なカギとなります。








《神奈川4人区》真山勇一(民) あさか由香(共)
自公に1、2議席目を取られている状況。
3、4議席目を優勢の真山さんとあさかさんで取らないと⅔議席を阻止できません。


《愛知4人区》すやま初美(共)伊藤たかえ(民)


自民と斉藤よしたかさん(民)は安全圏に入っていて、3、4議席目をすやまさん・伊藤さんと、公明党の候補者が争っている模様です。2人を応援して、愛知4人区中の3人を改憲阻止勢力にしましょう!









(*引用ここまで*)

みんなが自分らしく、笑顔で暮らせる社会を
一緒につくっていきたい。
各自ができる範囲で日常や仕事を通して働いていく、
それも素敵だし、そこからしかリアルに変わってはいかないのですが、
それでもやっぱり政治は大きいです。
選べるということの権利を行使しましょうよ!


長い文章にお付き合いいただきありがとうございます。 

2016-07-05

9月の愛知芸大50周年記念展にて新作パフォーマンスやります!

愛知芸大50周年記念展にて、新作パフォーマンスを発表します。9月中旬の本番に向けて、先週末からクリエーション開始!

共同演出をお願いした外山晴菜さんと構想を語り、芝生の上で短い即興セッションも。代々木公園で自然を感じながら1日があっという間でした。

僕の作品、演劇的ダンス『生のものと、火を通したもの』は吉村順三設計による講義棟・第一講義室を会場に、9月18日(日)17時頃から1回上演を予定しています。詳細は追々。ぜひカレンダーに書き込みを〜。

***
作曲家を中心としたサウンド・イベント森羅、第6日「パフォーマンス」として3名の作家が学内の各所で繰広げる、身体表現を主体とした作品上演です。愛知県立芸術大学創立50 周年記念展示『芸術は森からはじまる』の関連企画。

森羅|Day6
2016年9月18日(日)参加作家:せきみつほ、高山葉子、橋本知久 創立50周年記念展示「芸術は森からはじまる」 2016年9月3日(土)~ 24日(土) 愛知県立芸術大学構内 http://aigei50th.aichi-fam-u.ac.jp/?page_id=10

2016-05-15

無料で『トパのオトノバ』を開催している理由

トパこと、橋本知久です。4月からスタートした、 小さな子どもと親のためのワークショップ&おしゃべりサロン 『トパのオトノバ』ですが、 全20回のうち半分の10回を無事に終えることができました。

「どうして無料でやってるんですか?」
という質問も度々いただくのですが、 これ自体はお金を儲けるためにやっている活動ではないからです。 「こういう場が社会にあったらいいのになぁ」
と思いながら、待っていても他の人がやらないので、 「じゃあ自分がやろう!」と始めた パイロットプロジェクトです。

まずはこうした内容を必要としている人と出会うこと。
体験してもらって感想をいただくこと。
実際に親子の皆さんと取り組みながら
コンテンツを磨いていくこと。
そして、一緒にこうした活動を実現していく
仲間と出会いつながっていくことを目指しています。

オランダで数年間活動に参加していた Memorabele Momentenは助成金をもらったり 企業からの協賛で、若いアーティストと社会をつなぎ、 小さな子どもたちに生の音楽やダンスに触れる機会を つくっていました。 文化も制度も違う日本ですから、そのままではないにせよ、 こうした取組みを日本にも広げられないだろうか ということも未来に見据えながら、 「トパのオトノバ」を始めることにしました。
Memorabele Momenten | Artists' films and presentation [http://bit.ly/1soqaiO]

アーティストとして、教育者として、また父親として、
芸術や表現が一部の専門的な教育を受けた人のための ものになっていたり、経済的に余裕のある人のものに なっていたりするのはとても残念です。 地域の中でもこんな事ができるんだと見て、体験してもらって、 それをゆくゆくはもっと沢山の地域に広げていきたいと思っています。

教育の現場も、医療のようにデータで示せるような 「見える結果」が求められて、 失敗しながら試行錯誤する時間を用意しにくく なっているように感じます。 表には結果が出てこなくても、子どもたちに 豊かな経験が蓄積できるような環境を 用意していくべきだと思うのです。 また大手企業が作っている教材は、 沢山の専門家の手によるもちろん素晴らしい内容なのですが、 現場でひとりひとりの個性や変化に、
その場で臨機応変に対応できるのは人間にしかできないこと。
CDやテレビではなくて、ライブの体験が、 これからの時代ますます大切になってくると思います。
シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」が
昨年末に発表した調査結果から、
子どもの遊び相手というのがこの20年で大きく変わっていて、
「幼稚園・保育園以外で友だちと遊ぶ未就学児が半減、
友だちよりも母親と過ごす時間が増えている」※ことが
指摘されています。
「第5回 幼児の生活アンケート」の結果より。

お母さんたちの負担がどんどん増えている中で、
もっと楽しみながら、子育て家族が出会ったりする場も
増えていって欲しいです。
もちろん父親ももっと育児に
参加できるような社会になるといいですよね。
イエナプラン教育をはじめとする オランダの子育て・教育の考え方にも大きな影響を受けながら、 音楽もダンスも美術も演劇もジャンル分けすることのない ごった煮の世界で楽しむ子どもたちの純粋な感性を
そのままに応援し、幼児の発達の知識など 役に立つノウハウもお伝えしながら、 でも基本的には一緒に楽しむ存在でありたいと思っています。

できれば今後も続けられる形を模索したいと思います。 スポンサーになってくれる地域の企業さんとかいませんかね? 参加者から1,000円とか少額をもらうぐらいなら、 無料で提供できるような形にしていきたいのです。 アイディアがある人はぜひ教えて下さい。
「300人の親子と出会う」という一つの目標を 達成するためにも(実績も大事ですよね。) 残りの10回はもう少し広報面にも力を注ぎつつ、 とはいえ数よりも、「出会うべき人と出会う」という その質にこそ重きを置きながら、 6月までまずは続けていきたいと思っております。 親子がみんなでのびのびと過ごしながら、 個性を伸ばし、幸せになって帰れる場を目指して、 さらに内容を充実させていきたいと思っております。 みなさま、応援よろしくお願いします!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
小さな子どもと親のためのワークショップ&おしゃべりサロン
『トパのオトノバ』4〜6月に全20回、すべて無料で開催です。
会場:相模原市、町田市周辺など

2016-05-08

TOPAがラ・フォル・ジュルネ丸の内エリアコンサートに出演しました。

改めまして、ご報告。
無事に5月5日の丸の内エリアコンサートを
終えることができました。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016は
「自然と音楽」がテーマ。
野外のブリックスクエアで鍵ハモとマリンバで
「大地やいのちにつながる想い」を
コンセプトにプログラムを組みました。

観客の皆さんにも、深呼吸して周りの音に耳を澄ませてもらったり、
コーラスで参加してもらったり、
噴水の周りを行進してみたりとTOPAならではの演出も。
観客の皆さんが笑顔で歌ってくれたり、
子どもたちがパレードに参加して
それを手拍子で温かく見守ってくれたりと、
新緑の映える三菱一号館美術館の中庭という会場の力も
あったと思いますが、形のない、波を通して宇宙の
メッセージを伝える「音楽」という素晴らしいものに、
こうして沢山の人達が集まっていることを感じました。
熊本での地震もそうですが、私たちの住む
この地球が持つ大きなエネルギーを感じます。
人は生まれ、呼吸をし、また土へと還っていきます。
トークでも話しましたが、
“大地とつながること。いのちを思うこと。”
それが自然との関係を取り戻す、最初の方法だと僕は思います。
パフォーマーとしてまだまだヒヨッコのTopa
このようなチャンスを与えていただいた主催の三菱地所様、
準備から運営までしっかりとサポートしていただいた
ピティナ/東音企画のスタッフの皆さまには
本当に感謝しております。
共演したガリバー(長身!)こと池永健二さんとは
愛知芸大在学中に自作の演奏に一度参加していただいた
ことがありましたが、こういう形で約10年ぶりに
再会できて嬉しかったし、また真摯に取り組んで
いただけありがたかったです。

リハーサル中に鳥の落し物がマリンバに降ってきたりして、
大都市TOKYOの中心丸の内でしたが、
そんな自然とのつながりもあったり、楽しかったよね(笑)
実は5月5日は結婚記念日でして、
子どもたちを連れて妻も聴きに来てくれました。
集中して練習に臨めたのも家族のサポートがあったおかげです。
結婚してこの6年、ホントにいろいろ変化も多いのですが、
家族に見守られてこうした活動ができるありがたさを
改めて噛みしめておりました。
個人的にも「人生の記憶に残る1日」にできました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半開演(約30分)
出演:鍵盤ハーモニカ/TOPA、マリンバ/池永健二

◎プログラム:
橋本知久:わくわくファンファーレ
《生誕150年》エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:シリンクス
ビートルズ:ノルウェーの森(観客もコーラスで参加)
ビートルズ:ペニー・レイン(子どもたちとパレード)
《没後20年》武満徹:小さな空

公式サイト
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/
*TOPAメッセージ|ブログ橋本知久のそれは兎も角
[bit.ly/1UA0kTx]

2016-05-05

こどもの日!丸の内エリアコンサートにTOPA(橋本知久)が出演します。

5月5日こどもの日。
ご家族やご友人との思い出づくりに、
東京丸の内にある美術館の中庭で
ちょっと珍しい鍵盤ハーモニカとマリンバの
コンサートはいかがでしょうか? 


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半開演(約30分)
会場:丸の内ブリックスクエア「1号館広場」(三菱1号館美術館の中庭)
出演:TOPA(橋本知久)/鍵盤ハーモニカ、池永健二/マリンバ
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/

観覧無料

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こんにちは!
突然ですが、みなさんは鍵盤ハーモニカご存知でしょうか?
ピアニカ、メロディオンといった名前で知られる、
この楽器の魅力は吹奏楽器と鍵盤楽器の
ハイブリッドになっているところ。
息を吹き込むことでメロディーから、ハーモニーまで
奏でることができる、とても表現力豊かな楽器です。

申し遅れました。
私は2016年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、
丸の内エリアコンサートに出演することになりました、
鍵ハモパフォーマーのTOPA(トパ)と申します。
鍵盤ハーモニカ、略して「鍵ハモ」を演奏して、
演劇やダンスといった舞台公演から、コンサートや幼児向けの企画まで、
様々なフィールドで活動しております。

今回はゲストとして、マリンバ奏者の池永健二さんをお迎えして、
子どもから大人まで楽しんでいただける、
30分ほどのミニ・コンサートを予定しております。

池永さんはNHK-FMでも演奏が紹介されるなど、
数々の演奏会、音楽祭に出演なさっていらっしゃいます。
初めての共演ですが、いまからとても楽しみです。

会場はJR東京駅から徒歩5分にある
「三菱1号館美術館」の中庭、ブリックスクエアです。
そうです野外です!春の1号館広場は緑がいっぱいですよ。
奏者の間近で聞くもよし、木陰に腰掛け聞くもよし、
ふらっと立ち見もできます。

三菱一号館は1984(明治27)年に東京丸の内に建てられた
英国風事務所の復元だそうですが、
都会のオアシスのようなこの空間で、
あなたのお気に入りの場所を見つけて、
爽やかなそよ風や小鳥たちの声と共に、
赤煉瓦の建物や空の風景も楽しみながら、
リラックスして演奏を聞いていただければと思います。

ここで少しだけプログラムをご紹介させてください。
ビートルズや武満徹の歌曲のカバーでは、
歌うような「息づかいによる表現」で鍵ハモの魅力を
たっぷりと味わっていただけるでしょう。
またドビュッシーやサティといったフランス近代音楽など、
19世紀後半の西洋建築という今回の会場にピッタリの曲もご紹介します。
どれも今回のためだけのオリジナル編曲で準備しております。

簡単なフレーズで演奏に参加できるコーナーもありますので、お楽しみに!
TOPAは「みんなでつくる場」を大切に活動しております。
もし赤ちゃんが泣いてしまっても、子どもたちのおしゃべりや笑い声も、
温かく受け止めていただき、みんなで一緒に音楽を楽しみましょう。

今年のフォルジュルネのテーマは「la nature 自然と音楽」です。
新緑と春ののどかな光に包まれて、
夢に向かうワクワクするような音楽にからだを揺らし、
鍵盤ハーモニカの懐かしかったり、時に切ないメロディーや
マリンバの温かい音色やリズムに身を任せていただければ、
皆さまにとってご家族やご友人との大切な時間を、
より思い出深いものにできることをお約束いたします。

2016年5月5日、こどもの日。
鍵ハモTOPAのスペシャル・ガーデンライブでお会いしましょう!
丸の内ブリックスクエアにて12:30開演です。


それでは、待ってます! 

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半〜(約30分)無料
会場:丸の内ブリックスクエア「1号館広場」(三菱1号館美術館の中庭)
出演:TOPA(橋本知久)/鍵盤ハーモニカ、池永健二/マリンバ
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/

観覧無料
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◎プログラム:
(1)《生誕150年》エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
(2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(3)ドビュッシー:シリンクス
【参加コーナー】声を出して自然とつながろう
(4)ビートルズ:ノルウェーの森
(5)ビートルズ:ペニー・レイン
(6)《没後20年》武満徹:小さな空

◎プロフィール:
TOPA(橋本知久)
オランダ王立音楽院作曲科修了。 オペラ『胡蝶の夢』、『イシノオト』(あいちトリエンナーレ2013)など作曲・振付・演出を統合する「時間芸術家」としての創作活動に加え、鍵盤ハーモニカ奏者TOPAとして舞台や演奏会に出演。CINESONIKA(カナダ)でグランプリ受賞。2011-2014年愛知県立芸術大学、2015-2016年弘前大学にて非常勤講師。持続的な暮らし方への関心から、こころとからだを整えるツアー型ワークショップ「やさしい自然の聴き方」を全国で展開。
子どもから大人までつくる喜びを感じられるワークショップや身体感覚を生かしたレッスンの他、大学や小学校、児童館等での指導、保育士向け現職教育も行っている。最近では子育て支援活動も精力的に行っている。2児の父親。創造性教育のアトリエ・ラーノ代表。名古屋出身。
https://www.facebook.com/tomohsmt
【トパのオトノバ】https://www.facebook.com/topa.otonoba/

池永健二
香川県高松市出身。愛知県立芸術大学を経て、同大大学院修士課程を修了。 在学中より数々の演奏会、音楽祭に出演。また、NHK-FM「現代の音楽」に演奏が取り上げられ る。2007年度アリオン賞奨励賞を受賞。
大学院修了後、富士山の麓にて山籠り。ソリストとして自分にしか出 来ない世界観を思案、創造しては全国各地で披露し、自分の感性と向き合ってきた。
2014年より東京を拠点に演奏活動を本格的に始動。 2015年からリサイタルシリーズ『池永健二ソロリサイタル ~meets friends~』を企画、 バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲を演奏する他、各回それぞれ異なるゲストを招き、 オリジナルからアレンジものまで、古今東西の名曲をお贈りする。

Blog 『だがっき と ぼく』 http://ameblo.jp/from-gulliver/
Home Page http://www.ikenagakenji.com



2016-04-07

絵本を通じた親子のための場作り


出会いが次の場につながる。

今日は3月にTOPAが参加した「ベビーフェスタ」の主催者でもある認定NPO法人らいぶらいぶのメンバー、谷越さんと鶴巻さんとお会いしてきました。絵本を紹介する「ブックチャンス」という事業を展開している相模原市の団体です。

ウェブサイトはこちら [http://live-lib.jp/]
FBサイトはこちら [https://www.facebook.com/livelib2/]

コラボ企画の可能性をご相談したのですが、『トパのオトノバ』を絵本の読み聞かせと組み合わせられるのではなど、いくつかアイディアが出てきました。また具体化してきたらご報告しますね。

お二人は去年の「空耳図書館」にも見学に来てくださって、小さい子どもたちと遊ぶ僕達のパフォーマンスを観てくださいました。音楽とダンスで人と出会う生き方。感謝です。

2016-03-29

自由に音で遊ぶために




行きは登りでしんどかったこのなが〜い階段でしたが、帰りは眺めもいいし、気分もよかったです。軽快に小走りで降りていく小学生と、ゆっくりと歩みを進める高齢のおばあさまにすれ違いました。

今日は大類朋美先生のスタジオにお招きいただき、即興と音楽教育についてお話してきました。

先生は洗足学園や国立音楽大学でのピアノ指導をされています。大学で指導する中で、学生さんがそれまで長い期間音楽を学び続け、さまざまな理論を学び、難しい曲を弾きこなす技術を身につけても、卒業後に音楽自体をやめてしまう人も沢山いることに問題を感じているとか。

地域社会のいろいろな人と音楽を通したつながりを目指して、「ティーチング・アーティスト」として活動するピアニストでもあります。リサイタルを開催するほか、地域の小学校、美術館、養護施設等でのアウトリーチ活動を川崎市を拠点にリトルクラシックという名前で展開されています。

こうした指導や活動の中で、編曲や即興の力に可能性があるのではないかと思い、自ら勉強を始められたそうです。初めてお会いしたのは昨年神戸で開催された日本音楽即興学会の大会でした。1つ前の京都大会で僕が発表した「即興を軸にしたソルフェージュ授業の研究発表」にも関心を持ってくださっていたそうで、今回はその時の内容を中心に、クラシックの演奏につながる即興を使った授業アイディアをお話しました。

理論と実践をつなぐ即興についていろいろ話していると、子どもの時には自由に遊べているのに、だんだん知識や経験が増えることが自由を奪っているのではないかという気もしてきます。自由に音で遊ぶための心構えを考えるよい機会となりました。

大類先生と久保田慶一先生との共著「音大生・音楽家のための英語でステップアップ〜音楽留学で役立つ英会話50シーン」(スタイルノート、2014)もオススメです。留学する前に欲しかったなぁ、こういうの。

2016-03-22

春の埠頭で波とカモメに耳すまし!

ふじを案内してくださった山口学芸員によると、
普段から風の強い港でも今日は特別に風の強い日だったそうです。

南極観測船ふじ
17時少し前から南極観測船ふじ前チケット売り場で集まり、
名古屋港に30年ほど停泊しているという、
「南極観測船ふじ」に乗り込みました。

当時は幹部のミーティング室として使われていたお部屋で、
ワークショップの概要説明。参加者の自己紹介の後、
ヘリポートのある甲板に移動。
みんなで輪になって、最初の呼吸のワークが始まりました。



足の裏を感じたり自分の内側を落ち着けた後、
その場で360度から届く音に耳を澄まします。
次にいくつか伝えられた聞き方のポイントを踏まえて、
場所や向きを変えて、各々が散らばって船上からの音を味わいました。

船を降りて、ポートビルのある埠頭の周辺でさらに応用編に。
楽譜のように音を聴いてみたり、見える風景を音楽にしたり、
音の地図を思い描いたり、
それを地層のように高さの違うレイヤー(層)にしてみたり、
やったことも考えたこともない問いかけでしたが、
子どもも大人もみんなで取り組んでいきました。

美術作品のようなゴツゴツの水栓

犬と散歩する人、音を出さずにトランペットの練習をする女の人、
つどいの広場からはバンドの演奏が。
だんだん日も沈み始め、人もまばらに。

寒くなってきたので、ポートビルへ移動し、最後の対話。
部屋の電気を消し、暖かさにほっとしながら、
日が沈む紫色の海を窓越しにしばらく眺めました。
体験したことや気付きをお互いに交換。
「おなかいっぱいで言葉にならない」という方もいましたが、
お互いのチャレンジに拍手を送り合って、解散となりました。


名古屋港ポートビルと沈む夕日

春分の日の翌日、埠頭でじっくりと味わった非日常。
参加した皆さんは、明日から聴くことをどんな風に楽しんでいくのでしょう。

ワークショップはまた今後も各地で行っていきますので、
今回参加できなかった方もぜひ一度体験しに来てみてくださいね。

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『やさしい自然の聴き方 in 名古屋〜春の埠頭で波とカモメに耳すまし』
日時:2016年3月21日(月・祝) 17:00 –19:00[受付開始]16:45
会場:名古屋港エリア一帯
集合場所:南極観測船ふじ前チケット売り場
イベントページ [http://bit.ly/mlsj07]

今後の活動はこちらでチェックして下さい。
『やさしい自然の聴き方』プロジェクトFacebookページ
https://www.facebook.com/akousophia/ 

ほんとうにつながっているということ A HAPPY DAY

いやはや、言葉にできない、したくない、
とても大切な1日になりました。
(でも書き出そう。)

朝は母から保育園時代の僕と姉のエピソードを聞き、
いつもお世話になっている鍼灸の長岡先生に
からだをメンテナンスしてもらってから名古屋港へ行きました。


ふじを学芸員の山口さんと下見したあと、
控室で岩崎洵奈さんのピアノを壁越しに聞きながら、
相模原、豊田、町田、八王子、調布、西尾とやってきた
『やさしい自然の聴き方』のこれまでの資料をまとめたファイルを見直し、
ここまで支えてくれた人達や出会った人達の顔を思い出し感謝。


午後は日本イエナプラン教育名古屋支部の方たちと
実践者をどうしたら増やしていけるのか意見を交換。
夏に向けていろいろと面白い動きになっていきそうです。

そして夕日の沈む名古屋港でワークショップ。
予想してた以上に風が強くて、
ちょっと自分は防寒対策が甘くて寒かった。

船や港、広場に夕暮れ、風に波。
舞台も演出も、もちろん想像してある程度計算してたのだけど、
いろんな要素が作用しあってくれて、偶然もたーくさん起きて、
とてもいい時間になったと思います。世界よ、ありがとう。

参加いただいた方のコメントからも
豊かな気付きを沢山いただき、幸せでした。

関わる人、流れていく時間、訪れる場所。
ほんとうにつながっているということ。

私たちに今日も沢山の幸せが起こりますように。