2016-05-15

無料で『トパのオトノバ』を開催している理由

トパこと、橋本知久です。4月からスタートした、 小さな子どもと親のためのワークショップ&おしゃべりサロン 『トパのオトノバ』ですが、 全20回のうち半分の10回を無事に終えることができました。

「どうして無料でやってるんですか?」
という質問も度々いただくのですが、 これ自体はお金を儲けるためにやっている活動ではないからです。 「こういう場が社会にあったらいいのになぁ」
と思いながら、待っていても他の人がやらないので、 「じゃあ自分がやろう!」と始めた パイロットプロジェクトです。

まずはこうした内容を必要としている人と出会うこと。
体験してもらって感想をいただくこと。
実際に親子の皆さんと取り組みながら
コンテンツを磨いていくこと。
そして、一緒にこうした活動を実現していく
仲間と出会いつながっていくことを目指しています。

オランダで数年間活動に参加していた Memorabele Momentenは助成金をもらったり 企業からの協賛で、若いアーティストと社会をつなぎ、 小さな子どもたちに生の音楽やダンスに触れる機会を つくっていました。 文化も制度も違う日本ですから、そのままではないにせよ、 こうした取組みを日本にも広げられないだろうか ということも未来に見据えながら、 「トパのオトノバ」を始めることにしました。
Memorabele Momenten | Artists' films and presentation [http://bit.ly/1soqaiO]

アーティストとして、教育者として、また父親として、
芸術や表現が一部の専門的な教育を受けた人のための ものになっていたり、経済的に余裕のある人のものに なっていたりするのはとても残念です。 地域の中でもこんな事ができるんだと見て、体験してもらって、 それをゆくゆくはもっと沢山の地域に広げていきたいと思っています。

教育の現場も、医療のようにデータで示せるような 「見える結果」が求められて、 失敗しながら試行錯誤する時間を用意しにくく なっているように感じます。 表には結果が出てこなくても、子どもたちに 豊かな経験が蓄積できるような環境を 用意していくべきだと思うのです。 また大手企業が作っている教材は、 沢山の専門家の手によるもちろん素晴らしい内容なのですが、 現場でひとりひとりの個性や変化に、
その場で臨機応変に対応できるのは人間にしかできないこと。
CDやテレビではなくて、ライブの体験が、 これからの時代ますます大切になってくると思います。
シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」が
昨年末に発表した調査結果から、
子どもの遊び相手というのがこの20年で大きく変わっていて、
「幼稚園・保育園以外で友だちと遊ぶ未就学児が半減、
友だちよりも母親と過ごす時間が増えている」※ことが
指摘されています。
「第5回 幼児の生活アンケート」の結果より。

お母さんたちの負担がどんどん増えている中で、
もっと楽しみながら、子育て家族が出会ったりする場も
増えていって欲しいです。
もちろん父親ももっと育児に
参加できるような社会になるといいですよね。
イエナプラン教育をはじめとする オランダの子育て・教育の考え方にも大きな影響を受けながら、 音楽もダンスも美術も演劇もジャンル分けすることのない ごった煮の世界で楽しむ子どもたちの純粋な感性を
そのままに応援し、幼児の発達の知識など 役に立つノウハウもお伝えしながら、 でも基本的には一緒に楽しむ存在でありたいと思っています。

できれば今後も続けられる形を模索したいと思います。 スポンサーになってくれる地域の企業さんとかいませんかね? 参加者から1,000円とか少額をもらうぐらいなら、 無料で提供できるような形にしていきたいのです。 アイディアがある人はぜひ教えて下さい。
「300人の親子と出会う」という一つの目標を 達成するためにも(実績も大事ですよね。) 残りの10回はもう少し広報面にも力を注ぎつつ、 とはいえ数よりも、「出会うべき人と出会う」という その質にこそ重きを置きながら、 6月までまずは続けていきたいと思っております。 親子がみんなでのびのびと過ごしながら、 個性を伸ばし、幸せになって帰れる場を目指して、 さらに内容を充実させていきたいと思っております。 みなさま、応援よろしくお願いします!
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小さな子どもと親のためのワークショップ&おしゃべりサロン
『トパのオトノバ』4〜6月に全20回、すべて無料で開催です。
会場:相模原市、町田市周辺など

2016-05-08

TOPAがラ・フォル・ジュルネ丸の内エリアコンサートに出演しました。

改めまして、ご報告。
無事に5月5日の丸の内エリアコンサートを
終えることができました。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016は
「自然と音楽」がテーマ。
野外のブリックスクエアで鍵ハモとマリンバで
「大地やいのちにつながる想い」を
コンセプトにプログラムを組みました。

観客の皆さんにも、深呼吸して周りの音に耳を澄ませてもらったり、
コーラスで参加してもらったり、
噴水の周りを行進してみたりとTOPAならではの演出も。
観客の皆さんが笑顔で歌ってくれたり、
子どもたちがパレードに参加して
それを手拍子で温かく見守ってくれたりと、
新緑の映える三菱一号館美術館の中庭という会場の力も
あったと思いますが、形のない、波を通して宇宙の
メッセージを伝える「音楽」という素晴らしいものに、
こうして沢山の人達が集まっていることを感じました。
熊本での地震もそうですが、私たちの住む
この地球が持つ大きなエネルギーを感じます。
人は生まれ、呼吸をし、また土へと還っていきます。
トークでも話しましたが、
“大地とつながること。いのちを思うこと。”
それが自然との関係を取り戻す、最初の方法だと僕は思います。
パフォーマーとしてまだまだヒヨッコのTopa
このようなチャンスを与えていただいた主催の三菱地所様、
準備から運営までしっかりとサポートしていただいた
ピティナ/東音企画のスタッフの皆さまには
本当に感謝しております。
共演したガリバー(長身!)こと池永健二さんとは
愛知芸大在学中に自作の演奏に一度参加していただいた
ことがありましたが、こういう形で約10年ぶりに
再会できて嬉しかったし、また真摯に取り組んで
いただけありがたかったです。

リハーサル中に鳥の落し物がマリンバに降ってきたりして、
大都市TOKYOの中心丸の内でしたが、
そんな自然とのつながりもあったり、楽しかったよね(笑)
実は5月5日は結婚記念日でして、
子どもたちを連れて妻も聴きに来てくれました。
集中して練習に臨めたのも家族のサポートがあったおかげです。
結婚してこの6年、ホントにいろいろ変化も多いのですが、
家族に見守られてこうした活動ができるありがたさを
改めて噛みしめておりました。
個人的にも「人生の記憶に残る1日」にできました。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半開演(約30分)
出演:鍵盤ハーモニカ/TOPA、マリンバ/池永健二

◎プログラム:
橋本知久:わくわくファンファーレ
《生誕150年》エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:シリンクス
ビートルズ:ノルウェーの森(観客もコーラスで参加)
ビートルズ:ペニー・レイン(子どもたちとパレード)
《没後20年》武満徹:小さな空

公式サイト
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/
*TOPAメッセージ|ブログ橋本知久のそれは兎も角
[bit.ly/1UA0kTx]

2016-05-05

こどもの日!丸の内エリアコンサートにTOPA(橋本知久)が出演します。

5月5日こどもの日。
ご家族やご友人との思い出づくりに、
東京丸の内にある美術館の中庭で
ちょっと珍しい鍵盤ハーモニカとマリンバの
コンサートはいかがでしょうか? 


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半開演(約30分)
会場:丸の内ブリックスクエア「1号館広場」(三菱1号館美術館の中庭)
出演:TOPA(橋本知久)/鍵盤ハーモニカ、池永健二/マリンバ
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/

観覧無料

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こんにちは!
突然ですが、みなさんは鍵盤ハーモニカご存知でしょうか?
ピアニカ、メロディオンといった名前で知られる、
この楽器の魅力は吹奏楽器と鍵盤楽器の
ハイブリッドになっているところ。
息を吹き込むことでメロディーから、ハーモニーまで
奏でることができる、とても表現力豊かな楽器です。

申し遅れました。
私は2016年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、
丸の内エリアコンサートに出演することになりました、
鍵ハモパフォーマーのTOPA(トパ)と申します。
鍵盤ハーモニカ、略して「鍵ハモ」を演奏して、
演劇やダンスといった舞台公演から、コンサートや幼児向けの企画まで、
様々なフィールドで活動しております。

今回はゲストとして、マリンバ奏者の池永健二さんをお迎えして、
子どもから大人まで楽しんでいただける、
30分ほどのミニ・コンサートを予定しております。

池永さんはNHK-FMでも演奏が紹介されるなど、
数々の演奏会、音楽祭に出演なさっていらっしゃいます。
初めての共演ですが、いまからとても楽しみです。

会場はJR東京駅から徒歩5分にある
「三菱1号館美術館」の中庭、ブリックスクエアです。
そうです野外です!春の1号館広場は緑がいっぱいですよ。
奏者の間近で聞くもよし、木陰に腰掛け聞くもよし、
ふらっと立ち見もできます。

三菱一号館は1984(明治27)年に東京丸の内に建てられた
英国風事務所の復元だそうですが、
都会のオアシスのようなこの空間で、
あなたのお気に入りの場所を見つけて、
爽やかなそよ風や小鳥たちの声と共に、
赤煉瓦の建物や空の風景も楽しみながら、
リラックスして演奏を聞いていただければと思います。

ここで少しだけプログラムをご紹介させてください。
ビートルズや武満徹の歌曲のカバーでは、
歌うような「息づかいによる表現」で鍵ハモの魅力を
たっぷりと味わっていただけるでしょう。
またドビュッシーやサティといったフランス近代音楽など、
19世紀後半の西洋建築という今回の会場にピッタリの曲もご紹介します。
どれも今回のためだけのオリジナル編曲で準備しております。

簡単なフレーズで演奏に参加できるコーナーもありますので、お楽しみに!
TOPAは「みんなでつくる場」を大切に活動しております。
もし赤ちゃんが泣いてしまっても、子どもたちのおしゃべりや笑い声も、
温かく受け止めていただき、みんなで一緒に音楽を楽しみましょう。

今年のフォルジュルネのテーマは「la nature 自然と音楽」です。
新緑と春ののどかな光に包まれて、
夢に向かうワクワクするような音楽にからだを揺らし、
鍵盤ハーモニカの懐かしかったり、時に切ないメロディーや
マリンバの温かい音色やリズムに身を任せていただければ、
皆さまにとってご家族やご友人との大切な時間を、
より思い出深いものにできることをお約束いたします。

2016年5月5日、こどもの日。
鍵ハモTOPAのスペシャル・ガーデンライブでお会いしましょう!
丸の内ブリックスクエアにて12:30開演です。


それでは、待ってます! 

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
「la nature ナチュール - 自然と音楽」
丸の内エリアコンサート

日時:2016年5月5日(木・祝)12時半〜(約30分)無料
会場:丸の内ブリックスクエア「1号館広場」(三菱1号館美術館の中庭)
出演:TOPA(橋本知久)/鍵盤ハーモニカ、池永健二/マリンバ
https://marunouchi-event.com/lfj2016area/

観覧無料
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◎プログラム:
(1)《生誕150年》エリック・サティ:ジムノペディ 第1番
(2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(3)ドビュッシー:シリンクス
【参加コーナー】声を出して自然とつながろう
(4)ビートルズ:ノルウェーの森
(5)ビートルズ:ペニー・レイン
(6)《没後20年》武満徹:小さな空

◎プロフィール:
TOPA(橋本知久)
オランダ王立音楽院作曲科修了。 オペラ『胡蝶の夢』、『イシノオト』(あいちトリエンナーレ2013)など作曲・振付・演出を統合する「時間芸術家」としての創作活動に加え、鍵盤ハーモニカ奏者TOPAとして舞台や演奏会に出演。CINESONIKA(カナダ)でグランプリ受賞。2011-2014年愛知県立芸術大学、2015-2016年弘前大学にて非常勤講師。持続的な暮らし方への関心から、こころとからだを整えるツアー型ワークショップ「やさしい自然の聴き方」を全国で展開。
子どもから大人までつくる喜びを感じられるワークショップや身体感覚を生かしたレッスンの他、大学や小学校、児童館等での指導、保育士向け現職教育も行っている。最近では子育て支援活動も精力的に行っている。2児の父親。創造性教育のアトリエ・ラーノ代表。名古屋出身。
https://www.facebook.com/tomohsmt
【トパのオトノバ】https://www.facebook.com/topa.otonoba/

池永健二
香川県高松市出身。愛知県立芸術大学を経て、同大大学院修士課程を修了。 在学中より数々の演奏会、音楽祭に出演。また、NHK-FM「現代の音楽」に演奏が取り上げられ る。2007年度アリオン賞奨励賞を受賞。
大学院修了後、富士山の麓にて山籠り。ソリストとして自分にしか出 来ない世界観を思案、創造しては全国各地で披露し、自分の感性と向き合ってきた。
2014年より東京を拠点に演奏活動を本格的に始動。 2015年からリサイタルシリーズ『池永健二ソロリサイタル ~meets friends~』を企画、 バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲を演奏する他、各回それぞれ異なるゲストを招き、 オリジナルからアレンジものまで、古今東西の名曲をお贈りする。

Blog 『だがっき と ぼく』 http://ameblo.jp/from-gulliver/
Home Page http://www.ikenagakenji.com